岡田武史と堀江先生
岡田武史氏にとって人生において大きな刺激や影響を受けた人物はいるのやろうか?と気になって調べてみたら、一人いるみたいや。
母校・早稲田大学の政経学部の先生で、いっぺんにサッカー部の部長を務めとった堀江教授ちう方だそうやね。
岡田氏は高校3年生のとき、早稲田を受験するもものの見事に落ちたんや。
そのとき、当時サッカー部の部長やった政経の堀江先生から手紙が届いたそうや。
「君は合格最低点の半分しかとれていまへん。これでは一年間でどれだけ勉強をしようが無理やろから、来年は体育を受けなさい」
手紙にはそのようなことが書かれとったのだとか。
ただ、それを読んだ途端、岡田氏はもう絶対体育は受けへん、と思ったんだそうや。
意外と言っては失礼かもしれまへんがなかなか負けん気の強いトコロがあったんやね。
ほんで岡田氏はその精神を胸に必死で勉強し、見事早稲田の政経に合格することになったんや。
岡田氏は「早稲田に入って良かったことは?」と問われた際、政経の堀江教授との出会いを挙げていまんねんわ。
政経の教授であり、サッカー部の部長でもあって、四年時には堀江教授のゼミも取っとったちうわけや。
また卒業時、古河電工への入社が決まった際も、卒業直前になって、試験の点数が足りなくて留年の危機に陥ったことがあるのだそうや。
そのときも堀江教授の尽力によって、どうにか卒業にこぎつけたのだとか。
堀江先生のどこに影響を受けたのか?ちう問いには、「学問的ちうか堀江先生の生き方のようなものに影響を受けた」と話していまんねんわ。
今の「岡田武史」を形成したものとして少なからずこの人の影響もあるんやろかね。