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岡田監督が考える名監督の条件とは

これまでW杯出場がなかった日本をW杯の舞台に導き、Jリーグではコンサドーレ札幌をJ1に昇格させ、横浜Fマリノスを2年連続総合優勝させた岡田武史氏。
個人的には岡田氏は名監督の中のひとりだと思っとるのやけどアンタ、岡田氏本人が考える名監督の条件とはどのようなものやのでっしゃろ?

実際そのようなことを問われた際、次のような名監督像を挙げていまんねんわ。

まず、名監督と呼ばれとるヤカラに共通することは、みな最悪のケースを考えとるちうこと。
ほんで、最悪のケースが起きたときにではどうするか、を考えるのだ、と。
どうせ考えた通りにはならへんのやけど・・・とは言っておるけどダンはん、その上で、まるっきし考えんと「えいやあ!」と最初から思い切ってやってしまうような人はダメだちうのや。
やはり何事もよく考えて行動せんとダメちうことやね。

また、考えるのはええのやけど、ケツまで考え続けてしまって悩む人もダメなのだそうや。
あらゆる最悪の場面を考え切り、なおかつどこぞでその考えをオノレの頭の中から振り切って、「よし、しょうがないちうわけや。これで行くぞ」と思い切るちうわけや。
そのような思考力と決断力のバランスのええ人が名監督やのではおまへんか、と考えとるみたいや。

数々の偉業を成し遂げてきた「岡田武史」が言うことやろからどエライ説得力があるなあと感じたんやね。
またいっぺんに、これはスポーツの監督だけではなく、組織のリーダーや集団のアタマに立つぜんぶの人に言えることなのかもしれまへんね。