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岡田武史の著書「指揮官・岡田武史」

岡田武史監督は著書もいくつか出しておるけどダンはん、そのひとつに「指揮官・岡田武史」ちうものがあるんや。
では、この本について簡単にやけどアンタ紹介してみたいと思う次第や。

この本が発売されたのは岡田氏がコンサドーレ札幌の監督として指揮をとっとった頃やね。
やろから今からすると若干古くささは感じるかもしれまへんね。

内容は波乱の道を歩むことになりよった指導者の胸の内に、朝日新聞のサッカー担当記者が熱く迫っていく・・・ちうもの。
朝日新聞のスポーツ面に連載されとった「岡田武史の301日」を単行本化したものやね。
岡田氏へのインタビューと朝日新聞記者である著者の取材の足取り、思いやらなんやらを重ね、当時を振り返ったものとなっており、岡田氏の考えや現地の様子やらなんやらがリアルに伝わってくるのはよいやね。

急遽の代表監督就任の要請に対応し、日本を史上初のワールドカップへと導いたプロセスは何回読んでも感動せざるをえまへん。
また、その知性だとか家族を大事にする優しさだとか監督としてのみではなく、一人の人間「岡田武史」としての彼の魅力にもなかなか惹かれるものがあるんやね。

それにしても表紙のジャージもええ味を出していまんねんわね。
やはり岡田監督はスーツよりもジャージが良く似合うと思うで。
メガネと一緒にトレードマークみたいなものやね。

少々古くさい本ではあるんやが、当時を懐かしむ意味でも、もし興味がある方は本屋はんやらなんやらで探してみておくんなはれね。