岡田武史の著書「勝利のチームメイク」
岡田武史はんといえば、何年か前に「勝利のチームメイク」ちう野球の古田敦也はん、ラグビーの平尾誠二はんとの対談形式の本を出されていまんねんわ。
ただこれがちーとばかし特殊な対談方式でして、古田・平尾、平尾・岡田、岡田・古田と組み合わせを変えて3通りの対談が載っとるんや。
組み合わせによって話題を絞ったほうがええと考えたさかいしょうかね。
この本を読んで感じることは、3人の頭の良さやね。
監督、コーチ、捕手として必要なものとは・・・と問われた際によく挙げられる「コミュニケーション能力」が、皆はんどエライ高いなと。
具体的には、相手から話を引き出すこと、例え話を使って相手に理解させることがどエライうまいんや。
また、修羅場での経験が豊富やろから説得力もあるんやね。
スポーツファンなら、そういえばそないなことあったなーと過去の名シーンを思い出したりしつつ、どエライ興味深く読み進めることができると思うで。
2003年に発売された本やので若干話題が古くなってしまおるけどダンはん・・・。
これは岡田はんの話やけどアンタ、ある日Jリーグの試合で、ふとウチをジーッと睨んでいる女性の視線を感じたんだそうや。
後で聞けば、その女性はかつて代表から外された選手の奥はんやったとか。
「監督とは孤独なもの。やから人間的に強くなるよ・・・」と、この本の発売から数年後、ヤクルトスワローズの監督に就任することになる古田はんに話す岡田はん。
個人的に3人の話の中で特に引き込まれたのは岡田武史はんの話やね。